新曲「Burn」ができるまで

当初Ujから上がってきたメロディーとアレンジは全然違うものだった。

メロディーはもっとゆったりと、大きくのっていて、アレンジはドラムやベースがバシバシ入ったバンドアレンジ。

聞いたときに、歌いたい歌詞がばぁーと出てきて、それを歌ってみたらこんなに細かくて、音数の多いメロディーになってしまった。

Ujは初めて聴いた時、イメージしてたメロディーとあまりに違ったもんだから微妙そうな反応だったけど、私のやりたい事、やらんとする事を汲み取ってくれたのか、「この方向でいこか」と、そして決まった。

決まってから歌詞の旅がはじまった。

燃やしたいもの、燃えているものはなんなのか?

ナニカがあるのは確か。

アツイキモチ。

何に対して?どんなときに?

つまり何がいいたいの?

 

歌詞を担当しておきながら言うのはどうかと思うけど、私は自分の気持ちを言葉にするのがとても苦手だ。

未だに。

一周回って余計に苦手になった笑。

心から感動した映画や出来事を伝える時もいつも伝わらない。「よく分からんけど、とにかく感動したんやな」って相手が締める。

逆に伝えようとし過ぎて、意味が逆に伝わり誤解を生む事もしばしばある。

ほんと、人間社会は難しい。。

 

まぁそんな私なので、毎回歌詞には苦労するのだけど、、

今回のBurn.出来上がりが見えた頃凹んだ。

 

またこれか。。

私ってこればっかり、馬鹿の一つ覚えみたいに同じ事ばっか言ってない??

私がどんだけ頑張ってるって叫んだってさ、どんな苦しみ方したって、そんなの誰もがもってる事で、、

わざわざ私が叫ばなくてもいいんじゃないか。

そう思った。

でもこの生き方の姿勢は変えられないもので、自分の本質だからこの想いをすっ飛ばして次へは行けない。肯定した先にまた違ったものが見えるはず。

そう思った。

 

去年。沖縄の離島で夜明けを見に行った。

離島だから街灯もなくて夜明け前だからか、虫もそんなに鳴いてなくて、海の波音を頼りに橋までたどり着いた。

すこーーしずつ、空が白んできて、それが広がっていって、朝日が今にも顔を出すか出さないかくらいから、世界の裂け目みたいな赤が空に染まっていって

あまりにも静かで、圧倒的に、綺麗で、歌ってるみたいで、、

信じようって思った。

何かに悩んでたわけじゃないけど、多分無意識に抑えてたものがあったんだと思う。

だって30代後半だし

だってもう良い大人だし

だってもう十分やったし

って。

でも、一つも納得してなかった。

納得させようとしてた。

誰の為に?

本当は

それがなに?

そう思ってた。

そう思ってるのも知ってた。

でもちょっと楽になりたかった。

笑けた。

大人になったつもりでいた自分に。

違いがわかる大人になったつもりでいた自分に。

 

私の人生に責任もてるのは私だけ。

後悔すら私のもの。

だから飽きるまでやる。もうお腹いっぱい!ってなるまで何度でもやる。

自分のやり方で。

周りみてパクリながら!笑

 

そんな感じのBurn!

聴いてください!!!